ホーム > 社会不安障害の原因
社会不安障害は、日本人のもともと性格(性向)と関係が深いものです。
奥ゆかしさ、協調性、人を敬う、といった資質の日本人にとって、
近代化・国際化に伴って、自己を表現し、強くならなければいけない、といった流れが、
おのずと自分自身に無理させていることが、社会不安障害の原因の1つです。
また、責任感が強く、なにごとも自分に責任があると考えて、
なかなか他人に甘えようとしない日本人の傾向も、原因の1つでしょう。
さらには、核家族化、一人暮らしの生活、パソコンでの仕事や、メールでの
コミュニケーションが増え、いろんな人とのコミュニケーションが減ってきています。
そんな中で、多くの人との人間関係にとまどってしまうことも、
社会不安障害の近年特有の原因といえるかもしれません。
ある時、人前でスピーチをしたとしましょう。
慣れない緊張からうまく話すことができなくて、
声が震えたり、どもったり、話す内容を忘れてしまったり。
聞いている人も「何を言っているんだろう?」とけげんそうな顔をしていたり、
失笑されているようにも感じたとします。
その経験から「私は人前でスピーチなどできない。迷惑をかける。笑われる。」と
否定的に認めてしまうのが、社会不安障害のきっかけです。
次にスピーチをする時に、この時の記憶と認知があらわれて、
前回よりも大きな不安と緊張をかかえるようになるので、
前回よりも失敗しやすくなってしまいます。
これを繰り返すことで、人前に出ることが強い恐怖となって、
人前に出られなくなる、避けるようになるのです。